「品質に問題がある」と言いがかりをつけ工事代金の支払いを拒否。仮差押えで全額回収

ご相談の概要

内装工事業を営む40代男性からのご相談です。長年取引のあった下請業者から工事完成後に突然「施工に不備がある」と言いがかりをつけられ、約800万円の工事代金の支払いを拒否されました。督促の連絡も無視されるようになり、相手方の経営状況も悪化しているという情報が入ってきたため、早急な対応が必要と考えご相談にいらっしゃいました。

弁護士の対応

まず受任通知を送付して交渉を開始しました。相手方の「施工不備」という主張については、施工記録・検査書類・メールのやりとりを精査し、品質上の問題がないことを書面で反論しました。

同時に、相手方が所有する不動産への仮差押えを申し立てました。仮差押えは訴訟前でも財産を仮に凍結できる手続きです。相手が資産を処分・隠匿する前に動くことが債権回収の鍵になります。仮差押えが認められたことで相手方の交渉姿勢が変わり、最終的に分割払いの合意書を締結。全額の回収に至りました。

解決結果

  • 工事代金約800万円を全額回収
  • 訴訟提起なし・和解による解決
  • 受任から約7か月で完結

この事例のポイント

売掛金や工事代金の未払いは「もう少し待てば払ってもらえる」と放置してしまうケースが多いですが、相手方の財務状況が悪化するほど回収は難しくなります。督促に応じない相手に対しては、早期に弁護士へご相談のうえ、仮差押えなどの保全手続きも視野に入れることが重要です。

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