工場での作業中に大けが。労災保険では足りない損害を会社への請求で回収
ご相談の概要
製造業の工場で長年働いてきた50代の男性からのご相談です。作業中の事故で大きなけがを負い、長期の入通院を経ても身体に重い後遺障害が残りました。労災保険からの給付は受けられたものの、それだけでは失われた収入や精神的な苦痛を到底まかなうことができません。会社側は事故を本人の不注意によるものだという姿勢を崩さず、話し合いは平行線のままでした。今後の生活に強い不安を感じ、ご相談にいらっしゃいました。
弁護士の対応
まず労災の認定資料に加え、現場の作業手順書や安全管理の実態に関する資料を収集し、会社に安全配慮義務違反があったといえる事実関係を丁寧に整理しました。そのうえで、後遺障害の程度を踏まえて逸失利益や慰謝料を含む損害額を算定し、会社に対して損害賠償を請求しました。会社側が責任を争ったため訴訟を提起し、複数回の期日を重ねて主張・立証を尽くした結果、会社が相応の賠償金を支払う内容で解決に至りました。
解決結果
- 会社の安全配慮義務違反を前提とする解決内容を実現
- 労災保険給付ではまかなえない逸失利益・慰謝料を確保
- 訴訟手続の中で解決し、支払いの履行まで完了
この事例のポイント
労災保険の給付は、あくまで損害の一部を補うものです。会社の安全管理に問題があった場合には、労災保険とは別に会社へ損害賠償を請求できることがあります。もっとも、安全配慮義務違反を裏づけるには現場の資料や作業実態の丁寧な検証が欠かせず、時間が経つほど証拠は失われていきます。労災事故でお困りの際は、できるだけ早い段階でご相談ください。
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