判例紹介
「雇用契約書」でも実態は委任契約──契約書の名称より労務の実態が優先された事例(東京地裁令和7年2月20日)新着!!
「雇用契約書」に署名したから雇用契約——とは限りません。東京地裁令和7年2月20日判決は、「雇用契約書」という表題の契約書が存在し「正社員」という文言が使われていても、実際の業務内容・労務提供の実態から準委任契約であると […]
パワハラ+長時間労働で警察官が自殺──宮崎県の安全配慮義務違反が認定された事例(宮崎地裁令和8年1月30日)新着!!
パワーハラスメントと長時間労働が重なった場合、上司個人だけでなく組織(使用者)もその結果に対して法的責任を負うことを改めて示した裁判例です。宮崎地裁令和8年1月30日判決は、警察官の自殺について、宮崎県の安全配慮義務違反 […]
「配らなかった」だけでは済まされない郵便物隠匿が懲戒解雇・退職手当不支給とされた理由
――日本郵便事件・東京地裁令和7年5月23日判決 郵便物の配達は、国民生活を支える社会インフラの中核です。では、その配達業務において重大な不正があった場合、懲戒解雇や退職手当の不支給はどこまで許されるのでしょうか。 今回 […]
通路はあるが「狭すぎる」場合でも通行権は認められる?― 囲繞地通行権の範囲と接道要件をめぐる裁判例
大阪高裁令和7年3月27日判決 土地が公道に接していない「袋地」の場合、周囲の土地を通行する権利(囲繞地通行権)が認められることがあります。では、公道につながる通路はあるものの、その幅が狭く土地を十分に利用できない場合は […]
解雇は無効でも復職できない?― 就労意思の喪失が争点となった裁判例
東京地裁令和7年9月11日判決・双龍産業事件 労働事件では、「解雇が無効かどうか」が主な争点になります。しかし、解雇が無効であっても、必ずしも復職が認められるとは限らない場合があります。 この点について興味深い判断を示し […]
規律違反があればすぐ解雇できる?― 風俗店従業員の解雇を無効とした裁判例(大阪地裁令和7年10月22日判決)
従業員が職場の規律に違反した場合、会社はどこまで解雇できるのでしょうか。この点について判断したのが、今回紹介する大阪地裁の裁判例です。 事案の概要 本件は、風俗店を経営する会社で働いていた従業員が、規律違反などを理由に解 […]
懲戒解雇の理由があっても、手続きの違反で無効になる?
― 手続違反を理由に懲戒解雇を無効とした裁判例(大阪地裁令和7年10月17日判決) 会社が従業員を懲戒解雇する場合、問題行為があればそれだけで解雇は有効になるのでしょうか。この点について重要な判断を示したのが、今回紹介す […]
地代の滞納があったらすぐ解除できる?― 催告なしの土地賃貸借解除を否定した裁判例
東京地裁令和6年11月28日判決 土地を貸している地主にとって、賃料(地代)の滞納は大きな問題です。では、賃料が支払われない場合、すぐに賃貸借契約を解除できるのでしょうか。この点について判断したのが、今回紹介する東京地裁 […]
賃金を会社から一方的に減額することは許されるのか
――フォーラムエイト事件(東京地裁 令和7年6月5日判決)解説 業績悪化や人事評価を理由に、従業員の賃金を引き下げるケースは少なくありません。しかし、明確な基準や本人の同意がない賃金減額は、違法と判断される可能性がありま […]
不動産仲介業者の報酬請求が認められないケースとは?信義則に反するとされた裁判例
不動産取引において、不動産仲介業者(媒介業者)は売主や買主との媒介契約に基づいて活動し、その対価として媒介報酬を受け取ります。しかし、売買契約が成立した後でも、媒介報酬の支払いをめぐってトラブルになることがあります。その […]










